ばじゃでの初お泊り 乗鞍、白馬 ツーリング 2002/4/28−30
いろんな初がつまったツーリングにいってきた。
なんと言っても退職後初ツーリング、BAJAでの初のお泊り、
お初の方とのツーリング、初の県内のみでの2連泊などなど。
28日は朝7:30出発し三才山に向かう、権現の湯入り口の菜の花畑が見頃でいきなりストップ。
いい黄色 だねー |
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R254宇山の峠を経由して武石そしてトンネル。それにしても行く先々の信号でつかまる、それも
ちょうど赤になる。そのためか、あまりスピードを出さないためか、時間が押してくる。1時間と10
分ぐらいで到着してゆっくりいがぽんを待つはずが、松本IC手前のGSですでに9時5分前。お約束
のごとくガス補給後のエンジンがかからずあせる。なんとかかかって松本ICに着くと反対車線にイ
ガポン発見。すでに遅いと電話していたようだ。モリイさんは後で合流とのこと。あかねちゃんとそ
の友達はまだ来ていなかった。しばらくするといがぽんの携帯にメール到着、あかねちゃんはほん
とに料金所出口で待っていた。もう一人は ぽな さん。しばらく話す。あかねちゃんは下諏訪、ぽ
なさんはなんと望月あーれーおんなじジャン。あーびっくり。ぽなさんはGSF1200カウル付、あかね
ちゃんは今回JEBEL200だがふだんはXJR1300、行き先をビーナスラインにするか乗鞍方面に
するか協議を3日にわたって繰広げた結果乗鞍に決定、なんとなくそんな気がして、先頭を走る。2
番手いがぽん、3番手あかねちゃん、しんがり ぽなさん。連休でトーテも混んでいるのかと心配し
ていたがそれほどのこともなく道の駅風穴の里にて休憩。記念の写真をとりました。あかねちゃん
ちょっと 加工済 左から ぽな さん いがぽん あかね ちゃん |
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といがぽんはどーも同じ穴の狢ちがう、朱に交われば、ちがう 類とも 此れが正解のようだ。気が
あって話が止まらない。さて出発となったがばじゃのエンジンがどーもかかりが悪い。仕方なく下り
坂を使って押しがけしたが道に出るまでにかからない。ぽなさんが心配して来てくれた。交通量の
多い中下り坂を求めて道を渡ると今度は1ぱつで始動。Uターンして合流、しかしまーUターンしや
すいったらないね、ばじゃ。
県道からの 乗鞍岳 ここがベスト |
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乗鞍に到着、一ノ瀬園地を目指し十字路を直進!あーこれがあかねちゃんに嫌われる原因とな
った。ぐんぐん登るとスキーをしている。よく見ればおなじみの乗鞍はカモシカゲレンデだ。三本滝
とはここの事か!ずいぶん道を走ったがスキーでもたくさんすべるのだなー。志賀を走ってみる時と
同じ感想。いがぽんと雪合戦をして遊ぶ。ところで一之瀬園地は?駐車場係りのおじさんに聞いた
ら4キロぐらい前の十字路を右に ぴくっ!あそこだ。ミナサマごめんなんし。おらまちげーただ。あ
かねちゃんUターン苦手のようで道間違える人は嫌うようだ。ぐすん。下りつつトイレ休憩をはさみ
今度は白骨の反対側の一之瀬に無事到着。すでに12時になっている。食事にする、みんながう
どんとなった、だって寒いんだもん。うどんといえばあかねちゃんは連休後半四国にソロを敢行、う
どん食え食えカルスト行け行け、階段上れ上れとたきつけた。一之瀬ではここっていいキャンプ場
だよねーといういがぽんに奥にキャンプ場があるから違うんじゃないといっても、夜に入れば大丈夫
だよねというお答え。花を撮るのにお日様待ちを10分ぐらいして嬉々として走ってくる根性におそ
れいっていました。ひとしきりいい景色を堪能した後駐車場に戻り混浴をどーするかのミーティング
で貧乳だの爆乳だのいろんな言葉がとびかっていた。ここであかねちゃん、ぽなさんが帰るという。
いがぽんにオミヤのワインをあげて、お二人は帰路に着く。気をつけてねー。
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名称:不明(いがぽん教えて) ショウジョウバカマ by ソースケどの ありがと。 |
名称:かたくり(昔は片栗粉の原料) |
さて、二人きりだね むふふというような会話もなしにいがぽんとシラホネ温泉に向かう。結構な坂
でくねくね道を頑張って着いてくるエストレア、崖下を見ると結構怖い。そういえばここは有料林道で
210円ただし全舗装、しばらく行って下りに入ると泡の湯に到着。ここが一番気持ちのいい露天風
呂なのだがなんと混浴、操をたてにいがぽんに拒絶されたのでもそっと下って公営露天風呂(崖下)
に入る。こちらは¥500、女湯も結構混んでいる。って覗いたのでなくいがぽんレポート。男湯も直径
4mぐらいの湯船の外周に隙間なく人がいるレベルであったがだんだんすいてきた。あがったのが
2時半ぐらい。モリイさんとの約束が豊科4時、んーん結構まずいかな。ということで豊科に向けて
走る走る俺たち。結構あせっていたが松本付近で渋滞がありますますやばそう。何とか潜り抜け
て豊科IC着は4:07ぐらい。モリイサンはスワンのかげで待っていた。コンビニ前で旧交を温める。
体も温める。そー言えばモリイさんはTTRではなくハーレーに乗ってきた。しかし新潟はーれー、
名古屋エストレア、長野BAJAとこの3台が仲間とはお釈迦様でもわかるめえ!そのうちに携帯に
公衆電話からの着信ん?誰だろう。なんと能登にいるというリョウタローどのであった。そういえば
去年の今日ぐらいに初めて彼と会ってその後この仲間に引きずり込まれたのであったなー。能登
だというにいがぽんは来いと無茶を言う。そうはいいつつ今夜の宿 初めの一歩にむかう。こここそ
は我が北海道の次にツーリングした時の宿でそれをいがぽんに紹介して、さらにモリイさんに紹介
されたという因縁の一泊二食つき¥3800の宿であった。途中寒くなってきたので青木湖の反対
側を走り塩の道の入り口を紹介しただけで宿に入る。ここで6時を回っていたか。さて、ここにいた
り衝撃の出会いが待っていたのであった。そう彼こそ後に「チュンチュン」(以下tyun2)と呼ばれる
ことになる強烈な個性の持ち主である。チェックインのときに2泊だから9600円ですねと言われ戸
惑う。あれっ高いぞ。いがぽんに言ったら冬季は1000円増しと書いてあったよとのお言葉。あっそ
うだったの!
ここでtyun2の人となりについて。1.おたくっぽい、2.しろくてふとってる。3.甲高い声、4.なん
か人の話にダンボになっていてすぐに割り込んでくる。ということで生理的に好きでないので、あま
りかかわらないようにしていた。夕食はテーブルが二つに別れていたので、こちらのテーブルをほか
のライダーで占めてうまくブロックした。ふふふうまくいったぜ。
その後は楽しい夕食のひと時、別名旅する酒蔵のいがぽんはそれとして、モリイさんのビールは
いくいく、あっという間に缶が並んでいく。そしてさらにすごいのはまだ飯を食う、4杯か?びっくらし
た。それで取り立てて酔ったそぶりがない。ここの食事は取り立てて高級な材料ではないのだが、
味付けがよろしい。きちんとした食事で大変に満足した。福井のライダーも飲んでいたが、風呂に
入れなくなるのでやめておいた。みんな歩いて7分ぐらいの十郎の湯というのに入ろうとしていた
のだが、tyun2がひとこと、十郎って無色透明で面白くないんだよねー。車で10分ぐらいの場所に
倉下の湯があって、赤いお湯なんだー、どうせ車で行くから乗せて行こうか?うー避けていてなん
だが、車で送迎付は引かれるものがある。世間というのはこういうものだということで、すっかりそ
の気になる。
彼の車はタクシー専用だと思っていたCREW、非常にセダンの王道を行く車で結構好きなのだが
、いかんせん地味すぎて買う気にはさっぱりなれなかった車であった。しかもマニュアル。さすが変
わっている。走り出せば後席の3人座りでも快適に移動できると、ひとしきりほめる。そこで事件は
起きた。彼はおもむろにカセットテープを取り出し、セットした。そこから流れてきたのは「めだかの
兄弟はかーわの中、大きくなったら何になる。♪ − チュンチュン、チュンチュン♪」うわーなんじゃ
こいつは。30になって(見た目は40以上)これかけるのか!ていうかなんで知ってる?なんで今こ
こでかける?すっかり毒気を抜かれて倉下の湯に到着、夜目にも白い山々を見ながら入っていく
ここはとても珍しいつくりだ。なんと内湯がない、屋内にあるのは洗い場だけであとは露天になって
いる。もっとも半分はシートがかかっていて風除けのようだ。お湯はというと、赤褐色の素敵な色を
している、すこしなめてみたが血の味がした。よっぽど鉄分が多いのかな?さて、tyun2のお体を
つい垣間見えてしまうと、最近余り人のことは言えなくなってきたのであるが、なかなか締まったと
いうのの対極にある体つきであった。30でこれかい!
宿に戻るとティータイムで紅茶が出た、紅茶と平行してビールを飲む、またまた当然2人とも飲ん
でいる。例によって下ネタオンパレードの会話を楽しみたまに襲ってくるtyun2の割り込みにもめげ
ず夜は更けていくのである。明日の予定もあまり立たないうちに眠くなったので先に失礼した。
4/29
朝7:30になって下りていくとすっかり装いを整えたいがぽん発見、なんでもほかの常連のひとに
青鬼に連れて行ってもらったとのこと、すごくいい感じの棚田が広がっているそうな。いがぽんが棚
田フェチだというのははじめて知った。感激していたのでもう一度みんなで行くことになる。朝食を
済ませ、(朝はフランスパンとクロワッサンでした。)みんなが出発するのを見送った。我々は青鬼
に行った後リュウキンカを見にオーナーお勧めの飯綱高原に行くことに決定。出かける段になって
モリイさんのハーレーが調子悪い。片肺のような音がしていたがそのうちエンジンがかからなくな
った。しばらく頑張っていたがついにバッテリーが怪しくなった。今回工具をさっぱり持ってこなかっ
たというモリイさん、その辺にあるプラグレンチをかき集めるがどれもあわない。いがぽんが近くのバ
イク屋まで借りに行ってくれた。案の定プラグは煤だらけ磨いて乾かしたら見事復活。その間tyun
2は我が事のように見守っていた、いい人なんだけどねー。モリイさんは今日家に帰るがいがぽん
と俺は連泊、ついでにtyun2も連泊。彼に見送られて青鬼へ向かう。ここは良い。すっかりみんな
でくつろいで話をしているうち自然とtyun2のことに、案の定皆同じ思いを彼に抱いていたのであっ
た。モリイさんが命名した。tyun2とはもちろんめだかの兄弟からである。
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いつまでも、彼の話はつきそうにないのだが、いい加減いやになって、彼の話題は封印。あらため
て、良い景色をみながらもろもろ話をして(とーぜん下ネタ含む)すっかりリラックス。あれーもう昼だ。
今日の飯綱行きはやーめた。お昼は全員一致でそばにした。白馬駅近くのそば神に入る。バイト
の女の子もかわいく、そばはとーぜんのようにうまく満足。モリイさんが朝エンジンかからかかった
ので時間とったお詫びにとおごってくれた。そんなに気にせんでもいいのに、といいつつ素直におご
ってもらう。さて、近場でどこがいいかな。 いがぽんリクエストの昨日の桜。ここは昨日曇りだった
ので、青空をバックに写真撮りたい。そういえば親海湿原と姫川源流のすぐ近くだった気がする。
とりあえず桜まで行ったらほんとに近かった。さのさかスキー場の駐車場にバイクを止め桜の写真
下から 撮って みました |
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を撮ったあと、歩いて姫川源流にむかう。杉の枝が切り落とされていて花がついている枝をゆする
と花粉がーーーー。まるでCMのよう。あらでっかい犬が2頭、いがぽん寄っていく。がこの犬はおま
たをなめない。不満そうないがぽん(うそです)。話を聞くと親子で子犬はなんと1才にもならないのに
親犬とほとんど同じ大きさになっている。きれいな景色の源流と花を眺めながら周りをはばかる会
話が続く。高いカメラで花の写真を撮っている親父が立ち入り禁止地域に足を入れて撮っている、
あほだ。大きな声で独り言を言うがあほにはきこえないようだ。湿原へ向かう徒歩10分かな。まだ
花は咲いておらず木道をひたすら歩く。今年新しくしたようだ。もうしばらくしたら、しゃくやくが咲きそ
う。ゆっくり歩きながら駐車場に向かう。ありゃりゃ3時過ぎていた。モリイさんは今日新潟に帰るの
であった。ここでお別れをする。またキャンプしましょう。さようなら気をつけて。モリイさんにtyun2の
行動をモニターするように言い付かってしまう。今日は何の曲をかけるのか?パンツは白のブリーフ
か?んーん見たくねー。
気を取り直しスキージャンプ台に向かう。いがぽんの高所恐怖症克服のチャレンジである。なんか
しらんが最初のリフトで怖がっている、大丈夫か上に行って?エレベーターでラージヒル通路まで
上がる。しばらくは床が網の下にコンクリート張ってあるのでいいのだが、途中からなくなる。下丸
見え、あーおまたがきゅん!さらに驚くべきはそんな状態で階段を上る。手すりに常につかまって
いないとちょとまずい。完全に腰が引けながら、かつ顔を引きつらせながらもなんとか付いてくる。
TVでよく見るスタート地点まであと3mのところまでいける。残念ながらいがぽんはその2m手前で
リタイヤ。でも良く頑張りましたで賞。よかったことはtyun2のことはさっぱり考えなかったこと。
ちょうど ランディング バーンの張 替え中 |
さて、5時にもなったし宿にもどるか。ここで作戦会議。tyun2がいた場合といない場合で温泉をど
ーするか決める。案の定宿の駐車場にCREWの姿。やはりいたか。暗い気持ちでバイクを止めて
いると窓がガラガラっと。「お帰りー」とその声は聞き覚えのある甲高い。あーれーそんな登場の仕
方って、あまりに想像通りでつぼにはまってしまった。歩いて十郎の湯に向かうという我らに対して
の反応がないあれえーおかしーなー、お誘いがないぞ。道すがら二人で解析した結果【モリイさん
が好き】という結論に達した。そう考えればすべての符牒が会う。そーだったのか、携帯を持ってこ
なかったためモリイさんに報告するのは後になってしまった。
さて、十郎の湯は一般的な無色透明であったが、サウナもあれば半というか1/4露天もある。湯
上りで、そのまま戻る気になれずに一杯引っ掛けたら眠くなってしまった。食事に間に合うように起
こしてもらう。
今日は8名さま。2テーブルに分かれたが、努力の甲斐あってtyun2のブロックにまたも成功、無事
楽しい夕食になった。夕食後もまたまた眠くなってしまう。いがぽんからモリイさんに宛てたメールの
返信を見せてもらう、モリイさんかなり嫌がっている。そりゃそうーだ。なんてやっていたのだが、また
寝てしまう。いがぽんごめん。なんか結局そのままベッドへ。
4/30
雨音で目が覚める。げげっそんなー。外に出て確認したらそれほどでもない。朝食待ちで起きてき
ていた女性とお話、テレマークスキーヤーであった。いろいろ情報を教えてもらった、少し興味がある
ので貴重な情報になった。最近思うオンロードバイク=カービング、オフロードバイク=スキッディング
理論の説明を聞いてくれた、ありがとー。
なんて楽しくしゃべっているところにいがぽんも参加。ところが止せばいいのにtyun2も来てしまった、
ついつい話が終わる、みんな離れる。朝食後今日の予定を立てる。昨日までは開田に行って馬に乗
るという予定であったが、雨ではだめだ。しかも南部ほど確立高い。結局林道や細い道を通って南下
していくということにした。いよいよtyun2ともお別れだ、なのだがしっかり見送ってくれる。それもこち
らが合羽を着たりして時間を取っているというにずーっと傘を指して見送る。さすがだ。ではさいなら。
県道33号(オリンピック道路)を南下、青貝で県道31号に入る。すぐに池の平バス停から新行東
林道にはいる。基本的にはフラットで走りやすいがエストレアではどうなのだろうか?遅れながらも着
いてくる。無事走りきり今度は県道468を南下、八坂村から県道55号でR19に向かう。生坂村経由で
松本に向かう。R19に入るまではいい感じの道であった。やっぱり道は細いほうがいいなー。表情が
あるよね。途中ニコチンの切れたいがぽんように休憩。ところで雨のほうはたいしたことなく途中で合
羽を脱いでも支障ない。そのときお昼の相談。前に通ったことのある松本市内のカレー屋がいいとの
提案に蔵のある辺り(縄手どおり)に向かう。ここはなかなかうまかった。ここでいがぽんは名古屋まで
帰るのでお別れ。なのだがついtyun2の話になってしまう。じゃーね楽しかったよありがとー。気をつけ
てねー。
さて一人になったがまだ2時だし三才山トンネルで帰るのもいまいち。美鈴湖経由の武石峠まで上る
が寒い。ほとんど2000mだから仕方ないが今にも雪が降りそうだ。峠について思い出したがCBでも
来たことがあった。そのまま県道62で下界に降りる。どんどん暖かくなると同時に霧もはれてきた。
宇山の峠を通って帰宅。
武石峠の 看板 このとき 推定7度 |
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今回の宿は「初めの一歩」 退職後のツーリングには持って来いであった。だんだんばじゃにもなれ
て楽しく話の種もできたし良いツーリングであった。
最後は 頼もしい 相棒 ばじゃの ショットで |
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