京都 その2 

2001/7/29 2日目はエアコンがきつくて寒く眠りが浅かったため今一すっきりしない朝から始まった

 6時には起きていた。昨日用意してあった朝食を食べて、行き先を考える。今日は市内バス1日券¥500でまわろう、八坂神社にいきませう。8時前に出発、東寺東門前からバスに乗る、207系統。去年ですっかりおなじみのはずが、バスの中では一日券買えない。仕方なく220円はらい、八坂神社で降りローソンで買う、損した。そんな思い(どんな思いだ)でたどり着いた八坂神社だが、なぜか工事中。なーんも見えないのでそのまま歩いて丸山公園を突っ切り知恩院に向かう。京都のすごいところはこうやって歩いていけるところの集中しているからねー。山門は日本一でかいと書いてあったようなきがする。階段では謎の集団が朝の踊りを披露してくれた。そろいのTシャツには知恩院とプリントされているが20代前半の男女、半分は照れながら踊っている。なぞだー。
境内をざっと見た後方丈を見学しようとしたら9時からと書いてあった。あと20分ほど有るが行ってみよう。残念ながらまだだと追い返された。しゃーない待つか。適当な建物の階段に座ってぼーっと待つ。ぼーっとしすぎて9時を回ってしまった。再度トライしたら2組目になってしまった。きっと昼間には混むのだろうがゆっくり見学。有名なうぐいす張りの廊下は今もきゅっきゅ鳴っている。なんとなく偶然鳴るようになったのかと思っていたらとんでもない、くせ者の進入を知らせるために床下をなんか複雑な形に組んで意図的に作っていたとは、技術的にもすごいのだが、昔から相も変わらず争いを繰り返してきたのだね、それもこんな寺なんかでも。知らない方がロマンティックで良かったなー。気を取り直して次は青蓮院(しょうれんにん)に向かう。三脚を預けて建物に入っていく、三脚禁止でした。さて青不動というのが有名らしいがよくわからんかった。かわりに庭がどっかで見たことのある感じとともに非常に落ち着く。どうもJRの宣伝に使われていたようだ。ポスターが残っていてそのコピーがなかなか良かったが、忘れた!さてしばらく庭を見ていたらとーても落ち着きすぎてしまい眠たい。まいいっか、庭の見える和室が開放されているのでそこにごろんとなる。1時間完璧に寝ていた、あー気持ちよかった。帰り際三脚を受け取ったが係員のかたも何か不審そうな顔をしていた、さすがに1時間半居るヒトはあまり居ないだろうなー。出て、鐘突をしたら11時になっていた。さてバスで移動だってこれでまだ1回目220円である。元取らねば!と思っていたため、バスに1区間無理矢理乗る。歩いた方が早かったな。京都近代美術館に入ろうとしたときに知らないおじさんがミニマルマキシマムという特別展込みの招待券を頂いた。ラッキーなこともあるもんだ、で思い出したが広島あたりの美術館でもやはり券を2枚(そのときは2人)頂いたことがあった。肝心の展示はなんかよーわからんかった。写真家ロバートキャパの展示があると観光案内にあったのだが今は展示していないそうだ。受付の美人さんは申し訳なさそう。来る前に電話してくれといっていた。そーいわれてもー、個人的に電話していい?ぴしっ!去年は美術館自体が改装中で見られなかったのに引き続き残念である。腹減ったのでアリーナというレストランに入る。去年も入ったなーここ。イタリアンパスタセットで1000円ぐらい、なかなかであった。腹もふくれたので再度出動、ところで暑いんだなー、体力がもたんぜ。そおいいつつお次は南禅寺だ。バス降りて向かう途中で並んで金地院があった、NHK大河ドラマで 金地院すうでん というじーさんが出ていたがそのところであった、つい入ってしまう。なかなか良い庭である、写真撮っていたが、37枚目は切れてしまうことが多いので36枚で巻き戻すようにしているのだが、ぼーっとしていたのか巻き戻しスイッチを押す前にふたを開けてしまった。あわてて閉めたが時すでに遅し。あーあどれだけだめになってしまうのだろう。 気を取り直して鶴亀の庭などを観賞しながらも、南禅寺に到着。琵琶湖疎水というのの水道が境内を通っているのが有名である。ローマの水道を彷彿とさせる。ただしさすが日本である、コケが生えている。それにもまして、きっと寺の方が最初に建っていたのであろうが境内にこんなものを建設させる当たり太っ腹ななのか、水はそれほどに重要なのか、はたまた生臭い理由があるのかは知らない。ご存じの方はBBSまで。
琵琶湖疎水
 南禅寺境内の水路
  7/2914:00
  F11 1/3秒 ほんと?
マリシテンしょうまついん
のこまいのしし。
14:10
 南禅寺の中の記憶がないなーと思っていたら、拝観料をけちって中に入らなかったことに気が付いた。まー水道見れたしいいや。というのとあっちいし先行こうと思っていたなー。出たところで写真のこまいのししである。イノシシは初めてみたなー、魔利士天はマルスと同じというのは当たっているのだろうか?さてお次は哲学の小径である。前回は銀閣から300mぐらいの往復で時間が無くなったため、心残りであったが今回は全線走破(歩破)を目指す。意気込みは良いのだがそこまでの坂道で決意が揺らいでいる。なにせあつい。冷房中の看板にふらふらと土産やサンに入る。そこでオリジナルのヨモギ石鹸を土産に買う、あと絵はがきセット。ついでによもぎソフトで汗を引っ込める。ヨモギ石鹸は好評のようで、FAXによる追加注文がたくさん来ていた。充電完了でサー歩こう。歩き出せばそこはさすがに哲学の小径、川のながれと並木のおかげで快適に歩ける。哲学的な思索にふけるにはもってこいなのでふけるふける。でもなに考えたっけなーさすがに今晩の飯は何にしようかではなかったなー。さすがに疲れた頃に銀閣寺の雰囲気が出てきた。やっと到着したがまー去年見たことだしいいかとパスしバスに乗る。
お次はバスから見てなんとなく見たくなって降りた京都国立博物館。ここは建物がすっかりアートしている。立派だよなーこれ、中にはいると別館からの見学ルートだ。さすが京都で仏像などが多い。東京のはてんで子供だましみたいなのだった気がするがえらい違いだ。遅い時間に入ったので閉館前に本館も見ようとすっ飛ばして見たのだが、別館出口で聞いてがびーん!展示は別館だけです。おいおいそーんなことならゆっくり見れば良かった。ここで16:00
考える人

本館。
京都国立博物館
本館全景
とたたずむ人
さて、ちかれたので家路ちゃう宿に帰ろう。どっかで乗り換えを自在にこなしながら市バス207号にのって東寺まで戻ったら17:20であった。今日は良く歩いた。しばらく茶の間で休憩した後銭湯に行って汗を流した。駅まで食事しに歩いていく気力が無くなったので近くのラーメン屋ですます。安いところだった。茶の間はほとんど日本語が飛び交い去年とは全く雰囲気が違っていた。若いのにえらく旅慣れたにーちゃんと坊主の資格を持ったおっちゃんが話し相手だが、いかんせん疲れているので早めに寝た。そうそうオーナーとも少しお話、覚えていてくれたようだ。それにバイトの女の子が増えた、彼女は去年もいた子で、去年は受験生だったが今年はきちんと美術大学生となっていた。
 本日の走行距離 0km  歩行距離 たくさん 残金 26,500円 で使用金額 11、500円