ユーザー車検   
  実施年月 車名 車検回数 登録後年数 走行距離km
1 1995.7 パルサー 4回目 120,000
始めてのユーザー車検はデジタルカメラもインターネットもない1995年でした。やっと当時の写真を見つけ掲載します。
 車検に関係ありませんが、小さかった頃の子供の写真を見ると、大分昔という気がします。7年前です。

1996年6月、廃車寸前の写真です。































新車購入1年後位の写真です。


1995年7月

規制緩和となったこの年、初めてユーザー車検に挑戦しました。
最初の車は新車購入後丸9年、走行距離12万kmのパルーサーX1Rミラノツインカムという車でした。

その際、どういうきっかけかは記憶にないのですが、実家が整備工場の知人から「アドバイスしてくれるよ」っていう話になり、乗る気ではなかったのですが車を持ち込み見てもらうことになりました。5分もしないうちに致命的な不具合が発見され、自分自身ではユーザー車検は断念せざるを得ないという状況でした。しかし商売敵ともいえるユーザー車検を行おうとしている者に対し親切にご指導いただいたことに大変感謝しています。

<発見された不具合>
整備工場でフロントドライブシャフトの蛇腹ブーツが破れ、グリスが漏れている不具合が発見された。この修理を正規の方法で行うにはプロでも厄介な作業との事であるが、応急的な修理の方法を伝授いただき対応できた。

整備工場の大きなジャッキをお借りし、また作業の指導をいただきながら、応急処置用の蛇腹ブーツを購入し修理を行った。応急用は縦に割れたタイプで、巻き付けた後、接着剤で張り合わせるタイプ。同時にサイドスリップやライトの光軸調整など、予備車検レベルの点検をしてもらい、出陣の準備が整った。

 初めての車検場はとても緊張した。別に悪いことをしてる訳でもないのに、結構ドキドキものだ。初めてで様子もわからずとても緊張している中で、事前に整備工場で調整してもらった右側のライトが不合格になってしまった。調整先として車検場の敷地内にある整備工場組合の予備車検場に頼むが断られ、ディーラーに頼んでも断られ、困ったあげく駐車場の壁を使って調整し再検査、ヒヤヒヤドキドキの2回目、何とか合格できた。毎回思うことであるが、検査官の皆さんは我々ユーザー車検の素人に対して、とても親切に対応してくれる味方である。

その帰りお世話になった整備工場へお礼に立ち寄ったところ、「ライトは我々も時々不合格となる」とのこと。そして「教えるのを忘れてた。一般用の予備車検場は、少し離れたところにあったのに・・・・。」。

<かかった費用 >

  ライン検査料   \1,400-
  自賠責保険  \31,200-
  重量税     \37,800-

  部品代     数千円

この車は通勤専用車で1日往復50kmの走行距離。その後1年使用し1996年6月に丸10年13万キロでめでたく廃車となった。替わりにジムニーワイルドウインド(660ccターボ)を購入する。

13万キロのパルサーはエンジンなどメカは、まだまだ使えそうであったが、外見がぼろっちく、妻も「乗るのちょっと恥ずかしい」という言葉をきっかけに、以前から欲しかったジムニーを購入する。

車検時に修理した応急タイプの蛇腹ブーツは約1年後1万キロの走行で既に接着部分がはがれ、グリスが漏れていた。長く乗るのであればちゃんとしたブーツで修理をすべきであろう。

余談だが、思えば結婚半年前、婚約中だった現妻と一緒に買いに行った思い出の車であった。