木工事1
建て開始からの木工事を主とした作業記録です。
2000年10月14日
足場が組まれました。
床下の配管が完了済みです。
水道とお湯の配管には凍結防止帯が巻かれています。
2000年10月15日
いよいよ建開始です。
宮城県のプレカット工場から大型2台、4トン車1台、静岡のパネル工場より4トン車2台のパネル他が搬入されました。
2000年10月16日
土台が完成しました。
布基礎と土台の間には基礎パッキンが並べられました。
スモリの家では最大2mの布基礎に、1m角以下の土台が組まれます。

床の断熱気密構造
1m角の枠には50mmのスタイロフォームが組み込まれます。
土台部分には、EPDM製の気密パッキンが敷設されました。
その上に24mmの合板がステンレス製ビスで打ちつけられます。
この時点で家の中は銀我パネルでピカピカです。
外側は銀河パネルにスタイロフォームが貼り付けられています。

壁内構造
2000年10月17日
2階は梁の上に短く太い木材で1階の床同様、1m角の枠が構成されます。
2階の床を下から見たところです。
柱と柱の間には、銀我パネルと枠、抜き材などで強固なパネル構造になっています。
スモリの家に筋交いはなく、この銀我パネルとその枠が筋交いの役目を果たしています。

写真の中の筋交いらしいものは、工事用の一時的なものです。
太い梁は集成材が使われていました。
家内部の壁の一部にも筋交い替わりに銀我パネルが張られました。
強固なボックス構造の一階が完成しました。
2階の外壁も大分できあがってきました。
2000年10月18日
これは小屋根裏です。
銀河パネルが張られ、その上にスタイロフォームが張られていました。
2000年10月19日
スモリの家の垂木は、長手方向140mmのかなり太いものが使われていました。
2000年10月20日
大分家らしい形になりました。
2000年10月21日
建て開始から6日後の、11月21日上棟式を行いました。

大工さんには昼食をお上がりいただきその後、屋根上で上棟式を行い工事の安全を祈りました。

屋根に登ると見た目以上に傾斜がきつく感じました。
近所の人を集めお餅やお菓子をまき、家、家族の安全を祈りました。
2000年10月22日
2階の天井の上側にあたる部分を見たところです。
家が銀我パネル+スタイロエースで完全に囲まれました。
いわゆるマホービン状態の外断熱構造が完成です。
柱の差し込み部分にはEPDM製パッキンが取り付けられ、更に発泡ウレタンでシールされていました。
出窓などの細かな部分もちゃんと銀我パネル+スタイロエースで断熱され、発泡ウレタンでシールされていました。
シール材は、狭い部分はコーキング材でうめ、その上に発泡ウレタンでシールするとのことです。
2000年10月30日
瓦工事が始まりました。
瓦は三州陶器瓦を選びました。

製品名はイーグル40で色はブラックです。

壁の通風口を通って小屋根裏にたまった熱気は、峰の通風口(写真灰色部分)から排出されます。

寄せ棟は熱気がこもりやすい形ですね。
瓦屋さんはこの峰瓦で施工の予定だったようですが、下のタイプを希望していたため、変更してもらうことになりました。
2000年11月22日
峰瓦を変更したためか、瓦作業が完了するのに大分時間がかかりました。
これが実際に使った峰瓦です。このタイプの陶器製は積水にしかないとのことで、別に¥66、000を支払って交換してもらいました。

上の瓦でも良かったのかな?

このような基礎パッキンが部分的に配置され、換気はこの隙間から自然換気が行われます。
2000年10月31日
サッシが取り付けられました。

これは玄関横の長窓です。
右側は開閉式、左側は固定式です。
デザインが同じとのことで開閉式と固定式にしましたが、実際にはガラス部分の大きさがこんなに違いました。  まあいいか。

使用した窓はすべてシャノンウインドウ製の樹脂サッシで、ガラスはペアで、オプションのLOW-Eガラスとしました。

外側は黒、内側は白です。

この位以上の窓は引き戸を使いましたが、スモリの家の気密に対するこだわりからできるだけ開きタイプにしました。

またよくあるサッシ一体タイプの出窓は一切使用しませんでした。
勝手口のドアです。
気密性と断熱性を重視したドアですが、できれば通風口があれば便利です。
前述のとおりスモリの家の気密に対するこだわりから、小型の窓は極力開き戸としました。

これは2階西側の窓です。この家の西側の窓はこれ一つだけです。
2000年11月04日

階段はノダ製でした。

直線状の階段は危険とのことでしたが、間取りの関係から直線状にせざるをえませんでした。
クローゼットもノダ製でした。
和室部分の白木は、住建産業製とのことでした。
大工さんはかんなをかけるような作業はほとんど無いようでした。
2000年11月06日
シャノンウインドウ製の断熱玄関ドアが取り付けられました。
2000年11月09日

内壁に石膏パネルがビス止めされました。

銀我パネルが見えなくなってしまうのがとても惜しく感じました。
左側のコンセント状のものはピュアホット(暖房機)のお湯のコンセントです。6部屋6カ所に設置しました。

オレンジ色の配管の付いたコンセントはLAN用のものです。

真ん中のコンセントは電気およびTV用の配線です。

LANおよびTV配線もほぼ全室設置しました。
これは電話線などの外部からの引き込みの配管です。
発泡ウレタンなどで十分にシールされました。
計画換気装置が取り付けられました。
 ライク製スモリの家は第3種換気が標準とのこと。熱交換タイプの第1種のほうが理想と思われるが、カビの問題などがあり、最近は第3種換気が良いとされているらしい。
 また熱交換タイプといっても交換にかかる電気代を考えると、熱交換分の灯油代の方が安価との事で、一応第3種換気で納得。
 計画換気装置の風量の測定値は弱運転で0.33回/h、強運転で0.5回/hということで、計算上は3時間に1回家の中の空気が入れ替わることになる。
<計画換気装置の必要性>
換気をしないことによる窒息等の心配は無いようであるが、換気をしない場合、部屋内の壁紙などが汚れ易いとのこと。(換気装置メーカー談)
<電気代>
24時間稼働の換気装置の電気代はおおよそ¥1000/月とのこと。
灰色の配管は計画換気装置の配管。
(銀色の配管は台所の換気扇。)
ピュアホットのお湯の配管です。
ハウスメーカの業者さんとはちがい、家電量販店の業者さんにお願いしました。

天井内配管で漏れを心配しましたが、接続の無い一体の配管のため心配無いようでした。
2000年11月22日
玄関のドア下の隙間は、発泡ウレタンで埋められました。
オレンジ色の配管は各室へつながったLAN用の「配管」です。
内径24mm程度のプラスチック蛇腹配管です。

将来のLANを考慮し、配管タイプとし配管内には引き込み用の捨て線を2本通してもらいました。

この作業は追加オプションとなりましたが、将来のITに備えました。
こういった金具もすべてステンレス製でした。
スモリの刻印が入っていました。

こだわりが感じられます。