間取り
<間取りの設計ツール>
 当初2次元の汎用CADを使用しておりましたが、その後インターネットで知った3Dマイホームデザイナー(MEGASOFT社製)を購入しました。
 さすが専用ソフトであるため、間取りやその後の変更が容易に行え、とても効率良く間取りの設計が行えました。ただ欲をいえば、寄せ棟+切妻タイプの屋根の表示はかなり大変(途中で断念)だったり、家具等を並べた後に変更を行うと家具等がなくなってしまうなど不満もありましたが、少なくとも間取りについていえばとても使い易いソフトで、我が家の設計にとても役立ちました。
 このHPのいたる所で使われている画像は、3Dマイホームデザイナーで設計した図面を元に、ハウスメーカ所有の数百万円するソフトにより作成してもらったものです。


<間取り>
 当初、建築予定の敷地は本宅内の一郭を予定していたためにスペース的な制約があり、ほぼ下の間取りにて設計をしました。(但し、玄関のドアが東だった)
 限られたスペースでの配置でしたが、必要な部屋数や広さの間取りができたこと、その上風水上の方位の問題がほぼ完璧にクリアでき、これがこの間取りを気に入らせた一番の理由でした。
 その後本宅内の一郭ではスペース的に厳しすぎるとの判断から断念し、100m程度離れた我が家の農地に変更しました。実際に建築した土地は面積的に余裕があるため、前の間取りにこだわることはなかったのですが、玄関のドアの向きを南向きに変更しただけで、そのままの間取りにて決定しました。

<ハウスメーカの評価>
この評価は完成時に行われた見学会のチラシに表示されたものですが、限られたスペースの有効活用と家事導線にも配慮しました。ということで、確かに廊下の比率は少なく、また家事導線は、キッチン <-> 脱衣室 <-> 浴室と一直線上に配置でき、主婦にとってはとても作業性の良い間取りであると思います。

<できれば?>
 北側の和室は変則的だったかもしれませんし、階段も安全を考えれば曲がりにすべきでしたし、対面キッチン・・・・等、できればという積み残した希望も多数あり、完璧とはいきませんが、我が家の環境や条件上、まずまずの間取りができたと満足しています。

<広さ>
 スモリの家はメーターモジュールのため、部屋の坪数が半端になっていますが、全体的に余裕の部屋広さと言えるでしょう。
 和室は下の図によると8帖となり、8枚の畳が並んでいますが、実際には3.5m X 3.5mの約7.5帖になります。和室の引き戸はフルオープンとなる構造とし、普段は結構広い空間が確保できます。

●1F床面積=71.00u(24.48坪)●2F床面積=67.50u(20.42坪)●延床面積=138.50u(41.90坪)
 総二階の家のため、一階は風呂や脱衣室またキッチンに占領されるため、部屋にとれる割合は少なくなりますが、逆に二階は大変広く感じます。
フリースペースはパソコンルーム(書斎)ですが、あえて壁にはせず引き戸にすることで、広いスペースに拡張できることを配慮しました。
バルコニーは図のように全面に広く取りました。バルコニーは家の床面積には入らず追加仕様となります。
 防水タイプのバルコニーは結構高価ですので、14.5u * \98,000/u で約 \140万にもなります。1坪あたり32万位ですから、安い家の坪単価程度かかることになります。
我が家の場合総二階のため、ちょっと贅沢に思えた広いバルコニーも、雨よけ、日除けの軒として役立ちました。

 納戸などが少なく物置スペースが若干狭い気もしましたが、本宅が近くにあるため物置は何とかなるであろうとの考えから、部屋のスペースを重点的に確保しました。吹き抜けも風水上運勢が下がるという理由から考えませんでしたので結果効率的な間取りになりましたが、別の見方をすればオーソドックスなつまらない家というとになるかもしれません。
 全室、南北方向の風通しを考慮しました。2Fの子供部屋(洋室7.2帖)2部屋も入り口のドアを開けると、南北方向の風通しも良好です。
 2001年夏は猛暑で大変でしたが、とりあえずエアコンなしで生活できることが確認できました。猛暑で無風という厳しい日も何日かありましたが、風が少しでもあれば風通し良く快適さは◎を付けます。