白馬ぷらぷらツーリング
日程 2001/5/26〜5/27
北海道では寒くて寒くてバイク乗っているのがつらかったので暖かい気候で乗りたいなーと
思っていたところぽっと土日の予定が空いた。
北海道の宿の情報誌 とほ を見ていたら、地元信州にもあるではないか白馬に。それも3軒、
大町を含めれば4軒である。
十分選べる。今回選んだのは はじめの一歩。なんと言っても一泊二食付きで3,800円安い。
本当かい? 一応予約を取りがてら電話で確かめると空いているし、向こうから料金確認して
くれた。さー行こう。
10:30出発 36、525km
なんせ近場でふつうなら日帰りで十分の距離なので、ゆっくり行こうということでまずは松本方面
に行くのに三才山トンネルはpass、さらに青木峠もpassその間の保福寺峠というのを選択。麓の
鹿ヶ湯温泉にてまずはひとっ風呂。最初はクアハウスに行ってみたが、水着を着ないと入れない
とのこと。どっちかというとプールがメインの運動療法が目的の施設であった。風呂に入れればい
いので、そこから見えた簡保の宿へたどり着く。500円で、大広間も使えるし食事も出来る。残念
ながら露天風呂は無かったけれどなかなか良いお湯でしたね。ちょうどお昼に休憩あけして出発。
さすがにマイナーな道を選択しただけあって交通量は少ない、新緑がきれいだー
緑のトンネル記念写真をとっちまうぜー。
途中から保福寺峠へ向けダートに入った。さすがにCBでダートはきつい。最近思うが その先の一歩
がBIG BIKEではつらい物がある。指向が変化してきているなー。バイクで走っているだけではなんか
つまんないなー、行った先でなにをするのかに比重が移ってきた。offに変えようかな。でも高速の楽さ
は捨てがたいしなー思い悩みつつもダートを無事抜けた途端にエンスト、いつもCBご苦労さん。
保福寺の集落を抜けてそろそろ腹減ってきたなーそばでも食べたいなーと思った1分後なんと蕎麦屋
発見、四賀村化石館の前でした。一枚500円、一人前1,000円ということで一人前を注文。何のこと
はない2枚重ねであった。お味はちょっとゆですぎかな?2時に出発ここで63km4時間経過。平均時速
16kmおおおおのろい。
県道302号にて国道19号に向かう、おお北アルプスが見えてきたぞ、でも霞がかかっている。県道
51号と国道19号に交差点にてガス補給。池田町立美術館の看板を通り越してからんー時間あるしなー
寄っていこ、Uターンして向かう。
高台にあり絶好の北アルプスビューポイントである。こんなにいいところとは!ただ惜しむらくは霞が
かかっている。写生している人を入れてパチリ。 企画展をやっていた、とりあえず中に入る。いまいち
気に入る物はなかったな。強いて言えば北アルプスのパノラマ写真って全然関係ないなー。
外にでて、庭先の花壇を見ていたところすてきな名前の花が見つかった。『ピンクヤロー』おおおおお
なんちゅう名前だ。
さて、北上をつづけるか、今日はチャリの人がやけに多いなー。大町の近くにくると天気が怪しくなって
来たと思ったらすぐに雨になった。路面の濡れ方は激しいが大した降りではないので、カッパを着ないで
走り続ける。木崎湖のトンネルを抜けたらすっかり晴れた。暖かくなってまことに具合がよろしい。青木湖
には国道をはずれて周回道路に入ってみた。新緑がまたまた綺麗だね。しかし次の日にまた来るとは
この時点では予想だにしなかった。
白馬に入った。3月に八方尾根にスキーに来て以来だ。神代の駅を探しつつゆっくり流す。この辺の駅
は国道から看板がしっかり出ていて探しやすく一発であった。神代駅前の看板ではじめの一歩をさがす
が見つからない、とりあえず奥にむかう。いったんゲレンデまでたどり着いてしまうが見つからない。
中間まで戻るとまた看板があって今度は見つけられた。まだ4時なのでしばらくこの辺をふらふらしようか
な。おっとまた雨がふりそうだ。仕方なく宿に入る。
奥さんらしい人がすでに夕食の準備をしている。先払いであるが本当に3800円であった。改めて感
心する。その上『白馬の達人になれる方法』という前ページ手書きの本をプレゼントして頂いた。またこ
の本が素敵だ。後で分かったが著者はここのご主人と奥さんである。
結構涼しかったので早速部屋着に着替えてから、ロビー?にてコーヒーを注文してアルバムに見入
る。このアルバムが白馬の達人シリーズ(そう他にも本を出している)の元となってる。ふと壁を見ると
本日の宿泊美男10名美女1名となっている。んーん近頃どうも宿で女性に恵まれないなー。案の定1
名の美女は人妻であった。バイクが1台やってきた。あのでかいのは何だと思いよく見るとワルキュー
レ。そうGLのネイキット版。重いバイクに輪をかけて重そうなにーちゃん登場、連泊らしい。
スーツ着た営業っぽい人が奥さんとしばらく話していたが、客ではなくご主人の旧友らしい。久しぶり
に近くに来たので開業祝い(開業して5年ぐらいらしい)がてら寄ったようだ、しばらくしてご主人戻り話
に花が咲いていた。聞くとも成しに聞いていたがご主人も旅から旅の生活が長く、一人また一人北海道
や長野などでペンション経営を始めた人が仲間に多いようだ。別に経営しようと思って始めたのではなく、
その土地が気に入って、そこに住み着いたという感じのようだ。最近はそうやって夢を実現している人を
よく見るなーいいなー、彼らは決まって若く元気に見える。45才ぐらいらしいが、子供が4才でも若く見え
る、奥さんは本当にわかい。んーーーんこのままで良いのか俺。でもさすがに3800円では赤字らしい。
さて、だいたいそろって夕食になった。他のお客さんはチャリンコのひと1名、車で山登りする人、ただ
気に入って来ている人数人で11名。結構リピーターが多い、それも15泊したとか。まーこの値段とこの
雰囲気ならばうなずける。言い忘れたがとほ宿なので相部屋である。夕食は結構きちんとしたものを出し
ていただきおいしかった。奥さんの腕がいいのだろう。スープの緑色の元は何かで妙に盛り上がった。
夕食後しばらくしたらteatimeということで、紅茶を出していただいた。この辺ずーとチャリの静岡から輪
行で来ている人と話をしていた。向こうの席では山屋さんが元気にしゃべっていた。
さてということで寝ることにする 11:00
オドメーター36、619km 本日の走行 94km! さすがだ
5/27 (日)
起床 7:30 8:00より食事 『白馬の達人』をみながら今日行くところを考える。が見つからない。
そういえば著者が居るんだから聞いてみよう。2時間ぐらい歩くところで良いところないですか?
親海湿原がおすすめ、そこから塩の道で青木湖往復すると2時間越えるかな?との答え。じゃそうしよう。
そうはいいつつ、結局10時までみなさんとお話。糸魚川の寿司屋で刺身を食べるツアーが出来てそ
ちらに5人出発していった。
さてそろそろ出発。ご主人と奥さんに見送られまずは白馬のジャンプ台に向かう。言わずとしれたオリ
ンピックで原田、舟木その他が飛んだところだ。360円払ってリフトに乗る。さらにエレベーターで上まで
のぼる。怖いよー床が鉄のあみで下が丸見え。手の助けを借りて前に進みラージヒルのスタート台に
立つ。いってみて初めて分かったが、滑り出してたとえジャンプ出来なくてもランディングバーンはすぐに
あるので安心であった。そうはいってもここからはすべれん。
スタート 台より 結構奥行 きを表現 できた。 吸い込ま れそう |
![]() |
![]() |
台の構造 |
恐怖を満喫したところで、南神城駅近くのそば神に入る。『白馬の達人』に出ていた。そうそう言い忘れたが
この本はポイントbookになっていて、いったところにそれぞれ点数があってそれを加算していくと最終的に白馬
の達人になれるという作りだ。そば神のポイントを加える。大盛りが1,050円と若干高めだがうまい。こんどは
ばっちりだ、味覚を満喫した。
国道から少しはずれた裏道を行くと、昔のお金持ち(今も)の家があった。茅葺きだぜ、しかも新しい。住んで
るよ。
12:30駐車場にバイクを止めて姫川源流に向けて歩き出す。、国道のこんなそばに源流なんてすごい。綺麗な
水だ。さて次は親海湿原である、15分ほど歩くと到着。湿原無いには木道があり一周したら30分かかった。
いまは今一のシーズンで、あまり花は咲いていなかった。途中向こう側から歩いてきたおじさんがなんか腕章
付けていたのをめざとく発見。自然保護観察員であった。遠慮なく花の名前を尋ねると喜んで教えてくれた。白
いのは「みつがしわ」だそうな。100万本あるということだ。ありがとうございます。葉っぱが3枚あり、柏ではなく
家紋に良くある「かしわ」だそう。黄色いのは「おぐるま草」これからカキツバタが一週間ほどで出る。お盆の終わり
まで10日間隔で咲く花が入れ替わる。いやー勉強になったが、すぐ忘れてしまった。
その後スキー場に入りながら歩いて塩の道で青木湖をめざす。14:00くしゃみが出るが気持ちいい緑の道で
ある。もっとかかるかと思ったが、昨日通った青木湖到着。そのままUターンして今度はフィトンチッドの道を探す。
やっと見つけ、枯れ枝を踏みしめ進む。さらに緑の道であるというかほとんどただの山の中。15:00線路を越えて
国道に出てさらに突っ切って道の続きを探すが迷ってしまった。どーにも道が見つからない。いーかげん疲れてき
たので、仕方なく国道に戻り歩き出す。うー環境わりー。15:30バイクまで到着。合計したら3時間も歩いていた。
疲れるわけだ。予定をoverしていたので、そのまま帰路に就く。が道の駅で行者にんにくの缶詰を買う。これは
礼文島で初めて知ったうまいと評判の別名アイヌネギ。こんな所にあるとは予想だにしなかった。でもあとで食べ
たらまずかった。あーーーあ。なぜか長野市内でPCdepotに寄り道。東部町まできて、腹が減ったので多喜亭に
て食事。さて食べようかなというころ隣に座った人は会社の後輩であった。ありゃまーこんなところで。いつもの通
りおいしいカツを食べて家路についた。
36、686km 本日の走行 69km そんなに短かったか?
本州のとほ宿の旅でした。 2日で161km なかなかに記録である。