2000 Summer 京都の旅             

 日本一周(沖縄および離島を除く)を前回の中国ツーリングで終了して、なにか一段落付いたな。という感じが強く、直前までツーリングに対するモチベージョンが高まらなかった。今回夏休みが短く、ちょっと延長しても6日が限界であった。そのため北海道は日程的にあきらめた。これもあってどうも気分が乗らない。そんな気持ちを一新したのが京都の安宿 東寺庵 だった。URLは http://www.linkclub.or.jp/~bangkok/tojian_top_j.htm
なんかアジアンテイストあふれておまけに一泊2,000円 安ーい。ここに行こう!日程は最後の1日を残して4泊5日とした。メールで予約を入れると2日後には空いてますとの返事。かくてーいLet's go.

7/27  オドメーター 32,556 km   所持金37,000円  AM5:20スタート

 いつものようにメーター写真を撮ってから出発。早朝と言うこともありけっこう涼しい。真夏と言うにTシャツ+長袖ポロシャツ+ジャケットを着ていても暑くない。松本の7−11にて朝食 6:13 であった。再出発してお次は上高地の入り口である中ノ湯まで新しい道を通った。ここから安房峠に入る。今回は旧道を攻めてみた。頂上付近の温度計ではなんと13℃寒い寒い!ここで7:27旧道は相変わらずのくねくねで、若干路面が荒れている。無事に降りきって平湯温泉街を横目にひた走る。このあたりからのキャンプ場など非常に環境がよろしいようで、家族連れが多い。でも高いんだろうな。最近オートキャンプが流行ってから、キャンプ場が高くなって困る。俺的には1泊800円が限界だな。1泊1万円なんて所もあって驚きだが、そこに泊まっている人たちの方が驚きだ。東寺庵なら5人泊まれる。
 話がそれてしまった。乗鞍スカイライン入り口を見て、あー行きたい!でもぐっとこらえて前進R158を高山に向け走る。といっても高山には用がないのでバイパスを行き清見村から県道73で郡上八万方面に向かう。なぜか途中からR472に変わっている。快適な2車線をとーても快適に走る、ほんと交通量が少ないし道は良いしgoodだ。途中有料が有ったので素直に300円支払って通った。これがさすがに金取るだけ有ってさらに快適、very good。道の駅明宝にて小休止 9:40。ここのフランクフルトはうまい。
苔の生えた舗装道路
さて、ここからは県道82号白鳥明宝線による峠越えである。なんとこの道よほど交通量が少ないのか、舗装道路の真ん中に苔(写真参照)が生えている。道幅は1車線ぎりぎりのため、真ん中はタイやが通らないようだ。ちなみにBIGバイクでこのルートを通ると色々スリルが有ってよろしい。 みなさんも大いにお通り下さい。(ワナワナワナ)
 無事白鳥にたどり着きさらに西に向かう。その先は九頭竜湖、この道はまたしてもR158である。湖を少し眺めてから、道の駅九頭竜に到着。11:20。
近くのパパママペンションにてマイタケ天ぷら定食¥1000を頂く。なかなかおいしい。涼しいところで、(あっそうそうもう平地に来たしお昼近いので、思いっきり暑くなっている)これからのルート検討。当初は下道で琵琶湖の西側を通って比叡山を抜け京都までと思ったのだが、やはり無謀考えただけでやになってきた。と言うことで福井インターより北陸自動車道−米原JCT経由名神高速にて京都南のコースとなった。ゆっくり涼んで12:10再スタート。R158にて大野市経由福井インターに入ったのは13:30。ここまでの下道走行距離は336km 計算したらどっと疲れた。高速を走り始めたら眠気がおそってきた。素直に菩提寺PAにて昼寝をした。なんか1時間半ぐらい寝たようで、最高記録を更新した。出発は4:00。5:00に京都南インターに到着!どっと暑さが増した京都市内の渋滞にはまりながら東寺庵を目指す。楽勝で発見してバイク置き場を聞いて止めたところで本日の走行は終了。17:00 走行距離526km。所要時間11時間。長旅であった。
 荷物を下ろして入り口に戻ると、かわいい外人(後で聞いたらカナダ人)が入ってきた。ラッキー!しかし先にチェックインを済ませて行ってしまった。ちぇ!フロントと書いてあるスペースにて宿代を支払う。「4泊ですので8,000円です。」おー本当に1泊2、000円だ!宿のおねいさん(まりこさん)に宿と部屋の案内をしてもらう。隣は白髪のじいさん、その横にはおっちゃん。なんとエアコンが効いているではないか!!!!うれしかった。エアコンの無いのを予測して冷えピタくんを買ってきたのだが、無用となってうれしい限り。
 居間にはインスタントコーヒー、湯、カップ、ティーバック、チョコレートが置いてあって飲み放題食べ放題、まーなんて太っ腹。TVでは一つ屋根の下の最初の回の放送をしていた。思わず見入ってしまう。ただしボーっとしながら、良いクールダウンだ。  その後京都駅まで歩いてまずは食事、駅の下にレストラン街があり、中の1軒和食屋さんにてかまかつ定食を頂く。¥850とさすが関西そこそこいけるのに安いもんだ。駅を越えて北側に出る。そこにそびえる京都タワーおーそういえば登ったこと無いな。案内所で聞くと20時で閉まるとのこと、後15分しかないので、本日はあきらめる。下のおみやげやさんで扇子など土産を買う。扇子も物はそこそこで¥1,000からありまあ良いのでは。地元では¥3,000以上出さないと扇子が買えない。 今日は疲れているので帰って寝よう!帰路にてたこ焼き屋を発見5ヶ¥200で売っている。親切だ、買ってみるとめっちゃうま!さすが関西。また何度も食べよう。

東寺庵5重の塔夜景 すると行く手には東寺の5重の塔がライトアップされて
きれいだ。写真をとりあえず撮ってみた。ただ夜景なのに
3脚がないのでこんなものでした。手ぶれぶれぶれ。たぶ
ん1秒ほど開けていた。
 コンビニで明日の朝食と飲み物を買って東寺庵に着い
た。すると外人たちが入り口にいすを出して語っていた。
楽しそうなので話に入れてもらう。
彼らはアメリカとカナダの人たちで、旅行しているんだが、
女性にいつまでいるのか尋ねても彼が決めるから分から
ないなーんてお気楽なことを言っておりました、あーうらや
ましい。彼らは結局31日にもいつまで居るかわからなー
い!とのこと。

















 
 しばらく世間話をした後あー風呂に入らねば。宿の人(どうもみんなバイトらしい)に聞くと銭湯の代金¥360なんだ
けど、番台で東寺庵の名前を出すと紙をくれるのでそれを持ってくれば¥260返してくれるという。これは行くっきゃない。
久しぶりの銭湯(温泉でない)で旅の疲れを癒してこんどこそ床につく。もっとも今日の昼寝が効いていて寝付きは今一。
隣のおじいさんもバイトの一種らしい。などと思いながら寝入った。

7/28(金) オドメーター 33085km 所持金¥14,000 AM6:00起床

 昨日ガイドブックを見たところ東寺は6時に開くと書いてあったので、人が出ないうちに写真を撮ろうと思い早起きした。
するとバイトの奈々絵ちゃんも朝から働いておりちょびっと立ち話。その後予定通り東寺に出かける。と言っても徒歩5分
。さすがに人っ子一人いないというと思いきや、高校生の朝練や地元の人の散歩コースになっておりそこそこ人はいる。
しかーし肝心の宝物館は9時開館とのこと、ガイドブックの馬鹿!まあ近いことだし後日にしようと言うことで、近くの歩道
橋からの写真を撮った。ここは確かにガイドブックが当たりであ東寺門と五重塔る。こんな感じでけっこういいスポットである。
 ああ空が青ければー。でももう充分暑い。再び境内?
に戻り柵越しの塔の写真を撮ったりする。そろそろ開か
ないかなーなんて期待してみるがやはり9時にならない
と話にならない。木の下を歩くとセミがひじょーにうるさい。
まだ朝7時だぜおいおい。日中はいったいどんなになる
んだと恐れつつ1回宿に戻る。

 昨日準備の朝食を冷蔵庫そうそう冷蔵庫もfreeで使用可
能!から出して居間にて朝食。おおするとやってきました、
例のかわいいカナダ人。何げに今日の予定を聞くと、京都
タワーに登ってからどこに行くか考えるとな。
 7:30再スタート、なぜか京都タワーに向かっている私な
ぜだろう。きっと暑さのせいさ。しっかり登って景色を楽しみ
つつ彼女を待っていたが、そう簡単に物事は運ばない。高い
ところから本日の予定を立てる。つくづく思うが、こんな風に
気ままなことが出来るのが一人旅の魅力である。”旅行”で
はこうはいかない。

 色々みるが結局500円の市バス1日周遊券を買って回ることに決定。とりあえずバスターミナルへ。一番近いところの
案内に三十三間堂が書いてあったので、まずはここだ。バスはすぐに到着。ここで11 :00であった。ところで暑い。もーや
だほど暑い。 中に入って拝観する。昔にも来たことは有ると
思うが、そのときは後ろの観音様の数やお堂の長さにびっくり
して居ただけであった。今回は風神雷神をはじめとする二十八
部衆に心惹かれる物があった。かなりの神々がインド伝来であ
り、力強さ、やさしさなどそれぞれ由来が書かれており古代の
人々も世界交流があったのだななどと思いをはせる。ゆっくり
見学させて頂きつつも、フランス人の家族を連れている方の説
明が詳しく聞き入ってしまった。またその中のきれいな娘さん
と少々はなせた、いやー楽しい。それにしてもオリンピックの力
は偉大だ。長野というとけっこうみんな知っている。そういえば
自分も社会科の他にはオリンピックで都市名を覚えたことも多
かった。
 お堂の外観はこんな感じ、長いでしょう。奥の出っ張って居る
ところで半分。やはりといえばやはりで、内部の写真は禁止であ
ったため、外側を撮って気を晴らした。しかし恐るべし京都、写真
にはまだまだ罠が有った。これは後程。

 バス停に戻ると若い女の子が一人バス待ちであった。待っている間すこしお話。東京の大学生でユースに泊まっているという。
こっちは2,000円の宿だというと、東寺庵ではないかと知っていた。彼女も東寺庵に泊まろうとしたのだが、友人に止められたと
のこと。全然大丈夫だよというと、ユースの予約キャンセルして来たいという。その後東寺庵で合うことは無かったので、混んでい
て入れなかったようだ。さてバスの行く先は京都国立近代美術館である。ここには写真家ロバートキャパの作品が展示してあると
のこと。バスを降りて正面が美術館。あれっなんか様子が変!なんと工事のため10日間ぐらい休館であった、滞在中思いっきり
工事中であきらめる。仕方なく歩いていける平安神宮に参拝。力車がたーくさんいた。でもかなりお高いようだ。数十分で東寺庵
2泊分は行くようだ。パスぱす。
ここの印象はとにかくひろーい境内だ。
そして日本には珍しく建物の色が鮮や
かだ。歴史の重みを感じさせるためか、
建設時の色があせるに任せ塗ることは
しない日本の神社仏閣ではなんか珍しい
気がする。
ちなみにお隣韓国ではみんなきれいに塗り
なおしているそうな。ちなみにここは珍しく
”ただ”である。んーん貴重。
 近くの小綺麗なレストランで食事。やはり
1000円しないで十分おいしい。さてどうし
ようかと涼みながら考える。とりあえず京都
市立美術館に入ってみたが、大したことは
なかった。

 お次は金閣を目指す。今回のバスはちょっ
と長めに乗った。市バスも慣れれば(地図は
必要)けっこういけるじゃんけ。ところが、朝も
はよから起きているせいで居眠りこいてしま
った。ふと気が付いて見ると金閣前を通り過
ぎたことを確認、あわてて次で降りた。
 あっちい中バス停1ヶ分歩いたので金閣寺
入り口でジュースにてのどを潤すそばから
汗ででる。ふー。
 
 さて参道を進み、金閣が見えてきたところ例の写真の罠が待ち受けていた。ガードマン
曰く、三脚禁止です!がーんせっかく重たい思いして運んできたのに、望
遠ではぶれてしまってうまくとれんではないか。やはりぶれているのが隣の写真。なん
でも金閣寺ではなくこの建物はあくまでも金閣だそうだ。また5年ぐらい前に金箔を張り替えたそうで、とーても綺麗であった。 
注)こんな色ではなーい。
 さて、本日の見学は終了しよう。暑いんだもんつかれるわ。一路東寺庵を目指したはずが、バスの間違いをやってモータ。乗り
換えたはいいが、なんと逆方向に乗ってしまった。あわてて地図でリカバリー方法を確認。3つほど先で降りて乗り換えれば良い
ことに気づき無事京都駅に戻る。
おまけの写真は金閣寺の山門の瓦の”あ”の方だと思う。珍しいとこ
ろに狛犬が居たので載せといた。
 
 京都駅でまた少しふらふらしてから、東寺庵に帰る。しばらく部屋で
横になってクーリングダウン。夕食はラーメン屋になりました。天下一
だったか?名前に惹かれて入ったが、ここのはふつうであった。
 今日は洗濯をした。なんと洗濯機もFree、洗剤もFree、乾燥機は無
かったが屋根付きの物干しがあって、まあ便利。
 
 今晩も居間でだべりスペインの親子と言っても子供も大人が居た
ほか、韓国の人が多くなってきたかな? ”うぬるん めう とった” 
で 今日は とても あつい であった、語順は同じだ。
 東京の主婦と珍しく日本語会話を行った。貴重な日本人の客で
ある。でもみんなはなす事は同じで、どこから来たのか?今まで何日
いるのか?京都ではどこに行ったか?あしたはどこに行くんだ?いつ
まで居るんだ?と言ったところから話は始まるのであった。


 本日の走行距離 0 km おー初めてツーリングでバイクに全く乗らない日があった。画期的だ! 
 使用金額 7000円。安かったが何に使ったんだろう? 就寝11時。

7月29日(土) 3日目 中日
 本日の予定はバイクで比叡山に行くこと。といっても起床は8時、朝食にしようと冷蔵庫からおにぎりを取り出した時に異変は
起きていたのであった。んーん妙に冷たい、そして堅い うっ冷凍されている。仕方ないのでゆっくりとかしながら食べる。
まずい。

さて、一日開けてバイクに乗る。1日だけでも新鮮に感じる。こういう物もいい物だ。出発は9時。比叡山に向かう、途中ガソリ
ンを入れたスタンドに清水舞台下清水寺33年ぶりのご本尊ご開帳のポスター。つい行ってしまう。ところでやはりとーても暑い、バイクの
ため坂のだいぶ上まで行けたのだが、バス停から歩いてきた人は偉いこと
になっていた。
ご本尊は三十三間堂と似ていて、インドの神々が印象的だった。この写真は清水の
舞台を支えている下側である。良くは見なかったがやはり釘は使っていないのだろう
 
 さて暑い暑い清水寺に別れを告げて、今度こそ比叡山に向かうはずが、道ばたにな
にやら人だかりが!なんだなんだ?京都で有名なバッグ屋さん?の一澤帆布のお店
であった。なんと入場制限して時間制入れ替え性になっている。まあすご。
パスして今度こそ山に登る。
 11時半に有料の入り口に到着。やはり高度があるせいかけっこう涼しい。
比叡山延暦寺の東塔に着いたらもう昼であった。比叡山ドライブウエイはなかなか楽
しい道であるが、あまり攻めても景色が見えないのでそこそこにして、琵琶湖と京都
市街が交互に現れるのを楽しんだ。
これが延暦寺のスローガンのようだ。一隅を照らすの
が人間として目指す道だと言うようなことであった。
 1時間ぐらいかけて一回り、和尚の法話と言うか
色々話してくれるのを座って聞いていた。ここのご本
尊様は、座った我々と目線が同じになるようになっ
ている。たいてい見上げるようなものが多いのに珍
しいことだ。ここの姿勢が現れている。最近の17才
の悲惨な事件のこともお話しされていた。宗教家とし
てこういった話をしていくのは良いことではあると思う
が、実効性に薄いような気がする。ほんとの修行は
一般社会で出来てこそ偉いと思う。
 茶店でソフトクリームを食べていると、タクシーで来
たご夫婦のお話を聞くともなく伺っていると、なんとタ
クシーの運ちゃんよりも遙かに詳しくご存じで、聞き
入ってしまった。
 次は西塔付近に移動。案内通り静かな地帯であっ
た。
さて、おなかもすいたのでドライブイン峰道に入る。
ほんとは、下まで降りて色々比べて食べたかったが、
もう間に合わないので入ったため全く味には期待し
ていなかったのが、なんとうまいカツ丼を頂けた。感
謝!
食休みをしているとすでに1時半。
さて、では琵琶湖に下りようとしますか。湖岸に近づく
につれて熱いあっちー。また渋滞などしておりあー大変
なんと雄琴温泉の看板が有るではないか。
引かれる気持ちを抑えて交差点を曲がらず真っ直ぐ。
2時半に湖畔の浮御堂に到着。

 ここは御堂が湖の上にたたっていて良い風が吹いている。思わずしばらくぼーっと琵琶湖を眺める。少し昼寝!あー気持ちいい。
つくづくソロの良さだね

さてそろそろ動くか。ということで、三千院に向かう。道路から結構坂を上っていく20分ぐらいは歩いたか、恋に疲れた女が三千人
といったふうで、人が多いこと多いこと。ちょっと雰囲気違うなー。

三千院地蔵1三千院地蔵2
でもモミジがすごい、これが紅葉の時期にはすごーくすごーく綺麗だろうな。でも今は暑いよー。
庭を歩いていると苔むした地蔵が寝ていたり立っていたり。思わず腹這い状態で写真を撮る。

また、建家の中の中庭を囲んだ廊下では、さすがに時間がゆっくり流れていた。
 ゆっくりした時間を過ごした後再び市内の喧噪に戻っていく。去年寄った喫茶店を目指して少し遠回り、サラ金を読んでゆっくり
とコーヒーを頂く。と言ったルートで東寺庵に戻り、本日の走行は終了。
 宿に帰ってから夕飯を食べに駅の近鉄モールに行く。今日はお好み焼きの豚キムチ ¥750+たこ酢¥400 んーいまいち
かな、たこ焼き買って帰る。すこしゆっくりしてから、居間に行ってみた。昨日合った韓国の女の子が奈良の話をしていた、なんか
話をしている内に一緒に行きたくなって誘ったら一緒に行くというのでなんと両手に花で奈良ツアー決定!電車乗るのに簡単に
いくというのが彼女たちの理由かもしれないがまいいっか。
とりあえず朝の集合時間だけ決めておき1時ちょっと前に就寝。

 オドメーター 33187km 本日の走行 102km 使用金額 4,000円 ほんとか?

 7月30日(日) 4日目

 さて、今日は韓国の女の子二人お名前はJI-SANとJUNGHEE-MINと奈良ツアーだ、8:30に起床して準備をする。近鉄で京都
駅から奈良まで¥610と宿に張ってあった。どこの国の人でもそうだが、無駄なお金は使わないね。一般的な日本人の旅先で
のお金のつかいっぷりはやはり特異な感じがある。
さて9時半に歩いて出発近鉄で1時間ぐらい乗ったところで奈良駅に到着相変わらずのいい天気の暑さの中またまた歩く。最初
は奈良公園で鹿と戯れる。そして興福寺興福寺、この2枚を並べるのも変だが同行の女の子と阿修羅像双方ともにかわいいところが有
ると言うことで良しとしよう。


阿修羅は何とも言えない魅力があるなー、高校生ぐらいの時に光瀬龍原作で萩尾もとの漫画で百億の昼と千億の夜と言う作品
で阿修羅が登場してから気になっていた。修学旅行でも見たんだけどね。たぶん破壊系の神だったと思うのにこの憂いを含んだ
柔らかい表情はなんなのだろう。
写真は撮れないので絵はがきを買いました。
 さあお次は東大寺の大仏である。奈良は歩いて回れるのでいいね、その分疲れるけど。。。
 大仏さんです、久しぶりに見たけどでっかいなーやっぱり。
さすが大口径レンズ、そこそこぶれずに暗い中写真になっている。50mm 
f1.4絞り解放。フラッシュ炊いても光は届かないのでみなさま真っ暗な写真
を撮っているのだろうね。
大仏殿の中は大仏だけでなく他の仏像や瓦など色々展示してありなかなか
いける。
 さて、参道沿いで食事にする。すげー腹減っていたのに女の子たちはかき氷
だけという。
すげー燃費良い、びっくり。とりあえずカツ丼だったかな食べて腹はだいぶ納
まった。
 歩き疲れているので、春日大社はPASSして、公園内の浮見堂を目指しつつ
帰路のコースにする。かわいい女の子二人ずれで楽しいのだが、旅と言う観点
から見ると、やはり気をつかうものだ。どこに連れて行けばいいのだろう、何を
食べたいのだろうと考えてしまう。もっとも一人で奈良を歩いて旅するなんて出
来ないのでまったくもってありがとうである。ただ残念
ながら二人同士で韓国語で話してしまうので蚊帳の外はちょっとさみしい。
英語もそんなにみんな得意ではないので仕方ないけどね。
 さて、次は大乗院庭園文化館に向かいどんな庭園かなーと考えていたが、
庭園がすばらしいのはもちろんだが、休憩所にもなっていて冷房が効いた綺
麗な建物は有り難かった。
 ここでJUNGHEEが持っているjapan railroad PASSを見せてもらう。外国人
旅行者向けの新幹線や在来線が乗り放題で1週間幾らだったかな?結構安い
東京京都往復すればだいたい元は取れるような値段だったような。彼女は元
を取ろうとして必死にこれからのルート検討をしていた。せっかくお得と思われ
るのを買ったのにまだ元を取れていないといって長野に行こうか仙台に行こう
か悩む悩む、お金に対する執念を感じた。
 おかげでゆっくり休めたので駅に向かう。京都駅について回りを少しふらふら
してデパートなんぞも見て回る。んーやっぱりお金使わないぞ。疲れたからタク
シーで帰ろうよと言いたかったがやめた。そんな雰囲気じゃないんだよね。
 東寺庵到着して3人で写真をとる。でかい招き猫のぬいぐるみがかわいい。 
案内したお礼に夕食をつくるので一緒に食べようと言ってくれたので、甘えることにした。
書き忘れたが東寺庵には自炊設備もあり自由に使える。まったく便利な宿だ。
 本場のキムチや辛と書いてあるラーメン、辛みそなどいろいろ頂いた。俺は辛い物好き
なのでおいしく頂いたけれど、一般的日本人の舌にはからいだろーな。

京都駅
 夜になって京都駅からの夜景が綺麗だから行こうと言う話になった。この京都駅というのはまー凄いことになっている。
バブルがはじけた後に出来たものとはとても思えない。斬新なデザイン、お金の係り具合が大した物だ。
 さて戻って最後の宴会をする。1リットルのビールを買って行ったら、わーおっきいとびっくりしていた。韓国には500CCまで
しか無いそうな。
これには秋田で英語を教えていたフィリピン系アメリカ人のにーちゃんや、韓国のにーちゃんなど相変わらず多国籍。
12:30に就寝。

 本日の走行 「0」km また走らなかった。ツーリングスタイルも変わった物だ。
 

7/31(月)
 さあ最終日だ。起床は7:30。朝飯を食べて8:50東寺に向かおうとしたら初めてオーナーと話した。オーナーもイントル
ーダーに乗ったていると言うことで話が弾んだ。時間があったら長野にも来てということ、また来ますよというので話はまと
まった。
 前回入れなかった東寺の宝物館を見学。ここもなんとインド伝来の神々像が多々あった。なかなか見応えのあるものだ。
銀閣寺 CAN english schoolの先生、クラスメイトに脂取り紙を土産に買う。
 宿に戻り4泊という初体験を楽しくさせてもらえた東寺庵に別れを告げる。
奈良にいったJI-SANにもお別れ。準備をしてバイクのクラッチをつないだの
は10時であった。
 とかなんとか言って京都駅でストップ。八つ橋とフィルムを買った。
みんなが銀閣寺がいいと言っていたのでつい寄り道。
 確かにいいわここ。外国人が良いというのもうなずける。
わびさびを感じるのだろうね。
 庭園を長椅子に座ってぼーっと眺める。なんかすっかり落ち着いてしまう。
いかんいかん今日は長距離だー。
 
 さて、京都東Icで12:07 33,267kmさあ帰ろうか。多賀SAで昼にカレー
うどんを食べて大汗を掻く。その後一宮SAで昼寝を40分食らわしてまた気合
いを入れ直す。
 岡谷Icについたのは17:04 33,524km 途中何度か雨が降りそうになっ
たが結局カッパを着ないですんだ。あれだけ神仏にお祈りしてきたので御利益
でしょうか?
 工事中の箇所が何カ所か有りそこかしこに高速旗振り君が立っていた。
6人は見たな。道路公団の新兵器であろうか。
 最後に和田峠、笠取峠を無事通り過ぎ18:30 33578kmで無事帰宅。
CBちゃんいつもいつもご苦労様でした。
 今度のツーリングはバイクにならない日が2日もあった。自分のツーリングスタイル
が変わりつつあるのが実感できた旅であった。





全走行距離 33,578−32,556=1,022Km
日程 5日間 2000/7/27〜7/31
お金 52,500円使用 
    宿 8,000円、土産8,000円 後はガソリンや拝観料などなど。