家庭内LAN
家の中にはLAN用の配管を全室に敷設しました。テレビなどの配線同様LAN配線をしてしまうのも手でしたが、どうなるか分からない将来の事を考慮しオプションで配管工事を行いました。
電気のブレーカーボックスの横に、同様のボックスを配置し各室からのLAN配管の中継を行います。
ボックスの中には、ハブ用の電源用コンセントも設置しました。
配管内にはあらかじめ2本のコードを通してもっらてあるので、LANケーブルの引き込みのはそのコードにくくりつけ引き込みます。
このようなプラスチック製の蛇腹配管が上記中継ボックスから各室に配管されます。配管の内径は22mm位でLANケーブルであれば2本ぐらい通りそうです。
各室へはこんな形でコンセントが配置されます。
左側がLAN用の配管の取り出し口です。ここから取り出されたLANケーブルはPCやハブに接続されます。

ちなみに右側は電気のコンセントとテレビ配線です。テレビ配線はCATVにつながっていますので、サービスが開始されればこちらでブロードバンドも可能です。


ブロードバンドADSL
入居の直後の2001年2月にADSLを導入しました。
プロバイダーは長野県JA系のjanisという、1999年末より日本初の商用ADSLを開始したプロバイダーです。
janisは有線電話という地域専用の電話回線を利用したため、早期提供が可能となり、我が家の様な僻地でも、2000年の10月頃には加入可能でした。
我が家では家完成直後の2001年2月初旬に工事が終了し、ADSLが使用可能となりました。

導入当初、下り最高640Kbps/月額 \4,800のエントリーコースで契約しました。
今まで15H/月額\1,500-の有線電話のダイヤルアップでしたので、かなり高価で導入にはそれなりの決断がいりました。
導入時の加入料が\20,000-のところキャンペーンで半額になりました。
写真のADSLモデムはレンタルです。導入当時購入するとしたらかなり高価だったと思われます。

そして使用料の値下げとともに、2001年の9月より、プライベートコース1.5MB/月額\3,700-に変更し、現在は下り最大2.2Mbps、上り最大720Kbpsの仕様になっています。
最近プロバイダのバックボーンも太くなり、まずまず快適な環境です。
janisでは12MBのサービスも開始しましたが、我が家では次の無線LANに示す理由のため上記仕様のままです。


無線LAN
我が家のADSLの最大の特徴は、本宅に設置されたADSLモデムから、無線LANにて約70m離れた我が家に飛ばしている事です。写真の通り間には県道がありますが、障害物はほとんどありません。
写真の右下にあるのがAirStationのアンテナで、写真の向こう側に見えるのが我が家です。
工事前にプロバイダ担当者からは、遠すぎて無理だと言われましたが、ADSLモデム側に写真のアンテナを使用することで、速度2MBの安定した無線LAN接続が可能でした。

こうした理由は、有線電話を新規に引き込むには、加入料、工事費が\42,000-、月額\1,500-かかることから、通信費のコストダウンを目的に無線LANを試みました。



ブロードバンドルーターとして無線付きメルコAirStation WLAR-L11-Lを購入し、ADSLモデムの先に接続しました。
通常はこれだけで、無線LANのアクセスポイントの機能を持つものです。
上記アクセスポイントに専用の指向性アンテナWLE-DAを接続しました。
アンテナを使用することで、かなり安定した通信が可能となりました。
PC側にはI・Oデータ製USBワイヤレスLANアダプタを購入し、窓際に転がしてあります。遠距離送受信のため少しでも良い場所に置ければとの事からUSBアダプタを選択しました。
当時購入を予定していたメルコ製USB LANアダプタは発売延期になり、急遽別メーカ(I・Oデータ製)のアダプタを購入しました。
IEEE802.11b規格のためメーカが違っても互換があります。
その後同じLANアダプタをもう1台増設し、娘が使っています。

現在我が家では4台のPCがありますが、2台の無線LANアダプタとフリーのプロキシサーバBlackJumboDogを併用し、同時複数台のインターネットが可能になっています。