冬の妖精
腕に包まれて夢見てる 小さな小さな寝息立てて
静かで あたりがすべて闇に隠れて
そこには2人だけが息をひそめていた
木立を通り過ぎる冬の精の羽音も
優しく光る白い月に吸い込まれていく
ただただ 2人だけの時間が流れて
消えない過去をこらえる君を抱きしめた
凍えるからだをそっと抱き寄せると
かすかな返事をして静かに頷いた
「ずいぶん長い道を遠回りしてきたね」
粉雪が舞い降りて2人にそうささやく
ずっとずっと2人別々の場所でさがしていた
雪のように全てを包み込む場所を
やがて夜が明けて朝日が2人を起こしてくれるから
今はただ苦しみを忘れて眠ろう
傷ついた羽を休める鳥のように
今はただ温もりを感じて眠ろう
舞い降りた真っ白な雪のように・・・
Words&Music M-Hana
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