「路上ライブ」のページ 中込駅前ライブ・・・ ’04.04.01 |
2004年4月1日。事態は新たな局面を迎えようとしていた。 僕はまた旅に出て、今度は佐久市というところで勤めることになりました。というわけで今日は歓迎の宴。「サンピア佐久」というオシャレな宿泊施設で、夕方もはよから宴が始まりました。と思ったらもう終わりました。そこで意気のあった仲間とともに、近くの駅まで移動しました。 JR小海線中込駅。 10年ほど前にも訪れたことのある、駅前のかつての目抜き通り。まだ9時を回ったばかりなのにそこにはいささかの活気もなく、客を待つタクシーが数台、ロータリーに並ぶだけでした。 「やろうか。」「やろう。」 僕たちはもっていたギターケースをおもむろに開け、ハーモニカをくわえ、そして歌い始めたのでした。やっぱり春といえばゆず。春といえば「夏色」!「夏色」と「サヨナラバス」を歌ったのでした。しかも歌詞は途中からテキトーで…!しかも同じ曲を2度も…! 楽しかった。仲間と歌えたのがうれしかった。 CTBが恋しくなったりもした。 さて結末はというと、通りかかった最初の駅員は少し微笑みがちに素通りしました。続いてタクシーの運転手が降りてきて「迷惑なんだよ」と怒りました。続いて出てきた駅員が「自分たちは楽しいかも知れないが」と諭しました。僕らはやめました。 こうして久しぶりの、純粋な路上ライブは、ひと気の少ない駅前でひっそりと行われ、叱られて退散するのでした。二人は9:47発の小諸行きの電車に乗って小諸の居酒屋に消えていくのでした………。 一応、路上ライブ。 久しぶりの路上ライブ。 うれしかった。 (’04年) |
一緒に歌った仲間(仮にKさんとしよう。)が後でくれたイラスト。いったいどんな意味があるのか、いまだにわからないところです。Kさん、またライブやりましょう! |
すみかを転々と変える僕は、まるで凧糸の切れた凧のよう。結局落ち着いたくらしは、なかなか見つかりません。『こうなったらこの波瀾万丈なジンセイを、逆にシアワセに感じちゃおう!』…いつしかそう思うようになっているような気がします。もしかしたら、そうするしかなかったのかもしれません。なにはともあれ非凡な毎日。Kさんとの出会いもうれしかった。(’05年08月追記) |