「路上ライブ」のページ

お台場デビュー! 00.10

 

秋に3連休がありました。

東京のどこかでライブをやりたいと思い、新幹線に乗りました。
まずは途中の大宮で下車。高校時代の友達が宮原で働いていたので久しぶりに会いました。友達は仕事が少し残っていたので、その用事が済むまで時間をつぶすことにしました。練習にはちょうど良いと思い、まずは大宮のどこかでライブを敢行しようと決めました。駅前ではアマチュアバンドのライブをやっていました。ロックバンドで、人気もそこそこあるようで、とても賑やかにやっていました。度胸のない僕はコソコソとその横を通り抜け、公園のベンチに座りました。

 

30分。いざとなるとドキドキとして、結局タイミングを逃してしまったのです。

 

そして上尾。今度は勇気を持ってやることができました。ホームレスのおじさんに断ると、やさしいおじさんは「それなら俺は邪魔だろうから、向こうへ行っているよ」と言って席を外してくれました。おじさんの優しさをもらった僕は、思い切り歌うことができました。上尾でもけっこう路上ライブがあると聞いてはいたものの、その日はだれもやっていなかったので通る人は僕を少し珍しそうに見ていきました。

集まって見てくれたのは15才の少年たちでした。ゆずの歌をよく知っているようで「いつか」や「からっぽ」をリクエストしてくれました。調子に乗っていっぱい歌っていると、女の子たちも少し離れたところに立って見てくれていました。一番うれしかったのはオリジナルをリクエストされたことでした。

「晴れ」を歌いました。

少年たちは、学校ではちょっと問題児らしかったのですが、僕の地元のコトを聞いてくれたり、長野のことを聞いてくれたりで話せる連中でした。一概に、人を見かけで判断するものではないと実感した時間でした。

その後友達と合流し上機嫌で飲み屋を渡り歩きました。東京のいとこのところには翌日行くことにして、その日は夜遅くまで飲みまくりました。真夜中に食べた吉野屋の牛丼が妙においしかった。そして、東京でライブをやるなら、思いっきり目立つところでやってみようと決意した夜でした。(つづく)

’00年)

 

 

首都圏進出。ドキドキしました。

すっかり酔っ払った僕はこの後、店の前の植え込みにダイブしたのでした。(’0508月追記)

 

もどる  HOME