「路上ライブ」のページ 名古屋の夏 ’00.08 |
夏には名古屋に行きました。よく晴れ渡った休日。高速道から見える山々はくっきりと映り、青い空にはもくもくと形を変える真っ白な入道雲がありました。 山から魔人が覗いている 母親が子どもを抱き上げている 雲はいいですね。雲を見ているといろんなものが見えてきました。 この日はとても楽しみなことがありました。それは、路上ライブの仲間ができるかもしれなかったからです。名古屋の千種にいとこがいるということでゆずファンのホームページで「千種で歌いたい」と書き込んだところ、それに賛同してくれた人がいたというわけです。「ひとりゆず」を続けてきた僕にとっては、とてもワクワクするものでした。 予備校の歩道橋を見上げて 店の下に電話のあの子を探す 電話の主は、とっても純粋な女の子でした。それで僕は緊張してしまい少々舞い上がってしまいました。近くの公園で歌ったのですがなんとなくぎこちなくて、なんだか何を歌っているのかわからなくなっていました。それでも、ゆずの歌は思いが込められます。 「連呼」「地下街」「ねこじゃらし」「シュビドゥバー」 暑い熱い夏の昼下がりに僕たちはそれなりに歌ったのでした。 しかし、擦れた僕の相方になるには彼女は少々似合わない気がして、どうにも違和感を感じてしまったので、少し歌ったらやめることにしてしまいました。 ドームのデッキにガチャピンがいたら思わず笑っちゃうだろう だからガチャピンここにはいてはいけないよ いるべき場所にいよう 翌日ナゴヤドームに行ったときに4番ゲートの掲示板に書かれていた落書きを見ました。名古屋の暑い夏を味わってできた歌が「ガチャピン禁止」というわけなのです。今度名古屋に行くときには、ぜひ金山で歌うのを聞いて欲しい。そんな願いが、今もあります。 (’00年) |
名古屋。河合塾千種校付近。 |
ワンデイパートナーだったりかさんは、当時はまだ高校生でした。ゆずに関するサイトにあった掲示板にたまたま書き込んだメッセージがこのコラボ(?)のきっかけになったのには、今でもめぐりあいの不思議さを感じます。その後たびたびメールやら電話やらで話すことがあったけど、いつの間にか遠くの存在になってしまいました。“Out of sight, out of mind.”彼女ももう22(?)。ああ、時の流れは容赦なく過ぎてゆく。ゆずの歌本、今もあるかなあ?(’05年08月追記) |