「路上ライブ」のページ

49(フォーク)の日 00.04.09

 

寒い冬が過ぎ、春がやってきました。

暖かくなってきて、アーケードにもミュージシャンも増えてきました。

遊びに来た友達のギターを買いに島村楽器に行くと、そこに張り紙がしてありました。

 

「49の日」

4月9日を、その数字にちなんで「フォークの日」としてイベントを開催しようという内容でした。ド素人でも参加できるということで、思いつきで申し込んでみました。

 

そして4月9日。

島村楽器の地下にあるスタジオに行ってみると、見たことのある人が何人もいました。冬の寒い季節に権堂で歌っていた人たちでした。

 

初めてのライブらしいライブだったので、緊張はすごいものでした。リハーサルで音響機器との合わせでは 声がうわずっているのがわかりました。ライブは夕方に始まりました。

 

みなさんはとっても上手で、もう長い間やっているベテランでした。メッセージ性の強い歌やキーの幅が広い歌など、本当に上手でした。僕は3番目で、ただ一人コピーをやりました。

「からっぽ」と「雨と泪」

どちらもハーモニカと合わせて精一杯やりました。うまい人たちの前でやるのはいい刺激で、おちゃらけでなく本気で思いを込められました。最後に持ち歌の「晴れ」をやりましたが、とても気持ちのよい時間でした。

 

お客はほぼゼロ。あとでわかったことですが、参加していた人は、僕以外はみんな路上仲間で、企画した島村楽器の人ともよく知り合っているのでした。つまり部外者は僕だけ。2年も3年もやっている人たちの中で素人が一人歌ったわけです。

汗が出ました。

でも、「なかなかよかったね」と評価されたときはうれしかった。

 

それにしても、本格的な機材で録った歌は、やっぱりうまくきこえました。録ってもらったテープを繰り返し聞きながら一人でにやけている僕でした。

’00年)

 

 

 まだまだ、心をこめることよりも、上手に歌おうとしている僕がいました。(’0508月追記)

 

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