「路上ライブ」のページ

奥松島の特訓2 99.10

 

秋晴れの気持ちいい土曜日。親友の運転で松島まで行きました。道路沿いの小山を登ると、そこから見える景色は最高でした。

さすがは日本三景の一つ。2人でいつまでも遠くを見つめていました。

 

練習をしたのはそこからもう少し先の奥松島というところでした。

「連呼」「雨と泪」「贈る歌」「シュビドゥバー」「出口」「ところで」

オリジナルの「この場所この人たち」「夏と秋の間に」なども歌いました。

 

歌を歌うということは、誰かの真似をするのではなく、自分の気持ちをそのまま出すということなのです。学生時代にカラオケにはまった時期がありましたが、その時は歌手の歌い方に似せることばかり考えていたのを思い出しました。

 

そして本気で歌うこと。

 

人目を気にしたり、ウケを気にしたりしていては本当の思いは出てこない。心の底からひねり出すような呻きにも近いもの−

そんなことをふと感じた時でした。

 

静かで・・・海がどこまでも続き・・・

晴れた空は果てしなく広がり、風は優しく吹いている・・・

 

「いつか見た抜けるような青い空」

 

本当に久しぶりに見た空でした。

僕の歌の原点は、ここで見つかったような気がしています。

 

このころから、オリジナルを作る視野が少しずつ広がっていきました。

 

 

 

 

 

海岸から見る海は、静かに、どこまでも続いていました

まさに傷心旅行。友達が教えてくれた場所は、静かな場所でした。晴れた空、優しい風とともに、心にあるものを吐き出して歌いました。実は「晴れ」という歌は大学時代に書いた詩なのですが、サビの「いつか見た抜けるような青い空」というのは、この日の青空と景色でイメージが決定づけられました。今までライブの場でも何度か歌ってきましたが、いつでも奥松島のあの空が思い浮かびます。(’0508月追記)

 

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