高麗人参の知識

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・日本人参の歴史と由来
・人参の栽培について

日本人参の歴史と由来

・高麗人参は、現在の中国と北朝鮮の国境にある、長白山山脈一帯が原産地であり、五加木(ウコギ)科の多年草で、オタネニンジンの根を起源とする生薬である。
・古く高麗国より産出されたため、高麗ニンジンとよばれ、のちに朝鮮人参、オタネニンジン、薬用人参と時代により名称が変わってきた。
・学名は Panax.Ginseng(パナックス、ジンセング)とよばれ、Panax(パナックス)はギリシャ語で「万能薬」を意味し、Ginseng(ジンセング)は人参の中国発音から由来する。
・日本学名オタネニンジンの名称は、渡来した人参の種子を、江戸時代に幕府が栽培を奨励したため御種(オタネ)と言われる様になり、現在まで続いている。

・自生している天然の山人参は、ごく希にしか分布しておらず、その資源としては極めて少なく、価値が高いことから、乱獲され又日本の小判の流出が多かった。
・江戸の中期頃(徳川吉宗)に、人参の種子を日本に持ち込み、日光にあった幕府の薬草園で栽培の研究をし、世界で初めて人工栽培に成功し、日本での栽培が始まった。
・幕府は諸藩の財政を救う為、人参の栽培を奨励したが、人参の生育に適した長野県(東信地方)・福島県(会津盆地)・島根県(大根島)北海道(一部)だけが栽培に成功して現在に至ってる。


人参の栽培について

1、人参の生産地
世界的には中国(吉林省、黒竜江省、その他)65%、韓国20%、北朝鮮10%、日本3%、ロシア2%位の生産高がある。
2、人参に適した環境
人参の栽培は、天候的に適した環境でなければ育たない、夏は涼しく適度の雨量があること、冬は地下が凍るくらい寒いこと、地形はゆるやかな斜面であり、土壌には腐植質が多く含まれていて排水が良い所、わずかな日光で生育するので直射日光が当たらない場所。
人工栽培を行うには以上の様な適した環境を作り出してやることが大切である。
3、栽培年数
・土作りは有機質を混ぜながら1年間行う。
・種を発芽させ11月頃に蒔く。
・2年たった秋に優良根を残し間引きをする。
・4年の秋に優良根を残し間引きをする。
・5年あるいは6年で掘り取り収穫をする。
・6年を超えて栽培すると腐ったり肥大しすぎて割れてしまう。
4、人参の成長


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