サクラ大戦〜熱き血潮に〜


販売元:SEGA
ハード:プレイステーション2
値段:6800円(初回限定版:9800円)
ジャンル:アドベンチャー
備考:200KB以上使用。初回プレス版にはプレミアムDVDが、初回限定版にはDVDと目覚まし時計が付いてきます


評価
シナリオ   ★★★★★
グラフィック ★★★★★
サウンド   ★★★★★
操作性    ★★★★☆
難易度    ★★★☆☆
燃え度    ★★★★★
萌え度    ★★★★★
総合     ★★★★★



文明開化から50余年・・・・・・
帝都・東京には西洋文化と日本古来の文化が入り混じったモダンな町並みが軒を連ねていた。
蒸気鉄道、馬車、人力車、そして蒸気自動車が走りぬけ、空には飛行機、地下には地下蒸気(地下鉄)が駆け、
高度な文明都市が築き上げられていた。
しかし、反面・・・・・・怪物や呪術により、帝都の平和は狙われ続けていたのである。

・・・・・・異形の化け物から帝都を守るべく、
陸軍の所属から独立した秘密部隊が結成される。
その名は「帝国華撃団」、略称「帝撃」である。
帝国華撃団の主力攻撃部隊『花組』は、銀座・大帝国劇場の地下に本部を置き、帝都の平和を守っている。
その花組に集められた、うら若き六人の乙女たち。
平時は、銀座・大帝国劇場「帝国歌劇団・花組」の花形スタァとして舞台にかけ、
帝都に悪なす者が現れれば、「帝国華撃団・花組」として平和のために命をかける。

太正十二年四月・・・・・・「帝国華撃団・花組」に、
一人の青年将校が転属してきたところから、この物語は始まる・・・・・・


最初に誤解の無いよう言っておく。
この作品、サクラ大戦は、ギャルゲーではない。
確かにギャルゲーの要素はある。
しかぁっし!この作品は、そんな言葉で片付けられるものではない。
そう、この作品は、ヒーロー物なのだから。
秘密部隊が正体を隠し、悪と戦う。
ヒーロー物の王道的なストーリーだ。光武の色だって、主人公・大神の白をはじめとし、ピンクに紫、黒に緑、赤に金色と戦隊物のごとし。
考えてみれば「帝国華撃団・参上!」の決め台詞は「○○戦隊・○○レンジャー!」というのと同じだし。
ありがちな、先の読めるストーリー展開だが、だからこそ燃える。
最終話で、大神とヒロインは先に進めるために仲間たちが次々と散っていく姿は、見ていて胸が熱くなるものがあった。
さて、グラフィックなどの話に移ろう。
2Dと3Dを融合させた「ネオCG」は、まさに究極。
アニメ調の再現としては最高レベルだ。
ポリゴンの戦闘シーンと演出も凄い。
皆の力を一つにし、天海の乗る天照に突撃するシーンは滅茶苦茶燃えた。
音楽も凝っている。恥ずかしいながらも思わず口ずさんでしまう主題歌など。
それがシーンと絶妙にマッチし、臨場感を高めてくれる。
操作性、難易度共に良好。
難易度はもっと上げて欲しいという意見を良く効くが、へたっぴな俺としてはこれくらいが丁度いい。
滅茶苦茶お勧めなので是非!