女神異聞録ペルソナ


販売元:アトラス
ハード:プレイステーション
値段:6800円(TheBest盤2800円 PS one Books盤1800円)
ジャンル:RPG
備考:2ブロック使用


評価
シナリオ   ★★★★★
グラフィック ★★★☆☆
サウンド   ★★★★☆
操作性    ★★☆☆☆
難易度    ★★★★★
燃え度    ★★★☆☆
萌え度    ★★★☆☆
総合     ★★★☆☆



瀬田区御影町・・・それが、主人公であるあなたが通う、聖エルミン学園のある街。
遺跡や神社など、歴史の古さを感じさせる建造物と、近代的なビルが群れをなす、歴史が凝縮された街である。
その中で、一際異彩を放つ、ハイテク企業<S・E・B・E・C>〜セベク〜。
この、エジプト神話で、獰猛かつ悪の化身として語られる神の名を冠した企業は、
10ヶ月ほど前に御影町に拠点を設けた、最先端の企業である。しかし、若くしてセベクの支社長に抜擢された、
神取鷹久とセベクには、つねに暗い噂が付きまとっている。街のあちこちで見かける、
黒いスーツに身を包んだ怪しい男たち。夜中に地下より聞こえる不気味な機械音。
社内を徘徊する、黒い幼女の亡霊・・・など、これらは全て街に渦巻くセベクに関連した噂の数々である。
そして、胸に昏い野望を抱きつつ、平和な街を睥睨する神取の目的など、人々はまるで知らない・・・。
主人公であるあなたも、そんな人々の一人。ミッション系私立高校、聖エルミン学園の2年生であるあなたは、
マーク、ゆきの、南条、そして幼少の頃から病弱なために、1年前から再入院している影のある少女、麻希など、
何人かのクラスメイトたちに囲まれながらも、ごく平凡な日常を送っている。
ありきたりな日常、当たり前のごとく流れていく、青春のわずかな時間・・・。
漠然と見据える未来への、希望、そして不安。いくつもの想いがないまざった
そんな学園生活の中で、「未来の自分の力が見える」ということから、
いつのまにか生徒たちの間で流行りだした、ちょっとした占い遊びである
「ペルソナ様」遊び。主人公たちは、この「ペルソナ様」遊びを始めたことがきっかけとなって始まった
一連の神秘的な出来事によって、心の奥底に潜む自分の多面性〜別なる人格〜の力である“ペルソナ“に目覚め始める。
折しも、主人公たちが麻希の見舞いに訪れてるちょうどその頃、神取の野望が街を覆い尽くそうとしていた。
街を襲う突然の異変の中で、否応なしに社会に投げ出された主人公たちは、やがてセベクや神取と関わることになり、
事件に巻き込まれていく・・・。


アトラスの人気RPG「真・女神転生」、そこから枝分かれした作品「ペルソナ」シリーズの第1作目。
それがこの作品、「女神異聞録ペルソナ」である。
誰もが親しみやすい作品を目指し、誰もが体験する学園をテーマとしたのがこの作品。
個性的なキャラクター、衝撃的なストーリー展開、独特のグラフィック、多彩なルート分岐など、ゲームとしては一級品。
しかし今一ユーザーフレンドリーじゃないのが・・・。
セーブポイントはめちゃくちゃ長いダンジョンにたった一つ、しかも入り口付近にしか存在せず、やっとボスにたどり着いてもそこで全滅したら最初からやり直しになり、また何時間もプレイする羽目になる。
自分もラストダンジョンでボスの間までたどり着いたものの、ある事情で電源を切らなくてはならなくなり、本気と書いてマジで泣きそうになった。
とはいえ、それをチャラにして、一度クリアしてもまたプレイしたいと思わせるほどの魅力がこの作品にはある。
そう、言葉では言い表せないほどの!(っつーか単に表現できる頭が無いだけ)
中古なら1000円前後で手に入るので、時間が余ってる人は是非!